斑鳩観光の際によくお世話になっている『玄米庵』さん。
その名の通り、美味しい玄米が食べられるお店で、動物性の食品を使わない精進料理を提供されています。
店内には立派な竃(かまど)があり、出される玄米もその竃で炊かれています!
人気店なので予約必須のお店ですが、お料理が美味しいのはもちろんのこと、お店も店員さんの雰囲気もとっても素敵で、いつまでも長居したくなっちゃうような…ほっと落ち着くお店です。
母の還暦祝いの際にも利用させていただき、とても素敵な時間を過ごさせていただきましたので、その時のことを記事にしておきたいと思います。
外観
法隆寺から徒歩5分の場所にお店があります。
法隆寺観光の際に立ち寄るのにも便利な立地ですし、駐車場もありますので車での訪問も安心です♪
訪れたのは11時30分を過ぎころだったと思いますが、入り口付近には「本日は予約の方で満席です」といったような貼り紙が既にされていました。
その日にもよるとは思いますが、なるべく予約をして行った方がいいお店かもしれませんね!
入り口の赤い暖簾をくぐると綺麗に整えられたお庭がありますので、そこを通って店内へと入ります。
内観
古民家風の店内はどこか懐かしく、とても落ち着いた雰囲気です。
中に入ってまず目を引くのは土間にある立派な竃と、餅をつく臼と、古風な餅焼き器(勝手に命名)です。
店名にもなっているこだわりの玄米を炊いているという立派な竃!
この竃を見るだけでもテンションが上がりますね♪
この後ご紹介するメニューの中に「玄米餅」があるのですが、そちらの餅は毎日杵と臼でついておられるそうです!
現在は餅屋さんでも機械でついているところもあると聞きますが…、手仕事で作られているところにもこだわりを感じます。
小上がり(座敷)には掘りごたつになっている席が2つあり、私たちはそちらの席の1つに座らせていただきました。
足元には電気あんか?を置いてくださっていて、12月の寒い季節にはありがたいご配慮でした。
椅子席もいくつかあります。窓からは外のお庭がよく見えます。
メニュー
昼食・軽食・甘味・喫茶とメニューがありましたので、それぞれの内容を以下に書いておきます。
お昼のメニュー
旬ならではの素材を活かしたランチ
引用元:玄米庵 – 斑鳩町の玄米・精進料理
小鉢と主菜からなる「小鉢セット」がおすすめ。多彩な7品の小鉢は、季節ならではの素材の旨みが活きていることはもちろん、目で見ても楽しめる逸品揃いです。「小鉢コース」には別途ドリンクと、豆乳アイスクリームが付きます。
内容は以下の通りです。
小鉢セット(1,750円)
小鉢コース(2,450円)
【セット・コース共通】
◇小鉢7品
◇主菜
◇玄米餅
◇玄米ごはん
◇みそしる
◇香の物
◇ミニデザート
【コースのみ】
◇ドリンク
◇豆乳アイス
ご予約のメニュー(4日前まで)
蒸し野菜コース(4,200円)
籠御前(3,550円)
※コースの内容はお問い合わせください
軽食・甘味
・にゅうめん(350円)
・玄米餅2個(400円)[お持ち帰り]
・玄米のおむすびセット(750円)
・豆乳アイス(450円)
・ぜんざい(600円)
・磯部玄米餅(500円)
・あべかわ玄米餅(500円)
・玄米餅セット(1,100円)
お飲物
・有機コーヒー(450円)
・有機紅茶(450円)
・りんごジュース(450円)
・甘酒(550円)
・有機玄米酒(450円)
・有機ビール(550円)[季節限定]
小鉢セット(1,750円)
「お母さんの還暦祝いだし、食後にデザート(甘味)も食べちゃおう!」と意気込んでいた私たちは、小鉢コースではなく「小鉢セット」を注文することにしました。
小鉢7品
注文してしばらくすると、はじめに「小鉢7品」が運ばれてきました。
一つ一つのお料理についてお店の方が丁寧に説明してくださいます。
この日の小鉢の内容は以下の通りです。
・菊芋のきんぴら
・柿の白和え
・ブロッコリーともやしのナムル
・蒸し野菜
・大根餅
・きのこのソテー
・胡麻豆腐 〜柚子味噌〜
菊芋のきんぴらなどは初めての食感(シャキシャキ!)で、個人的にはごぼうのきんぴらよりもこちらの方が好みかもしれません。
斑鳩らしい?柿の白和えも柿の甘みが活かされていて、パクパク食べちゃいました。
見た目も美しく、少しずつ色々なお味や食感も楽しめる小鉢7品。どれも素材の味を生かした味付けでとても美味しかったです。
主菜
主菜は「ベジミートのホワイトソース」でした。
大豆を使った擬似お肉に、豆乳のホワイトソースを使用!動物性食品は使用されていません。
ベジミートはしっかりとした食感があり、食べ応えがあります。
旨味たっぷりのホワイトソースはほっくりと優しい味わいで、体の芯から癒されます。
玄米餅・玄米ごはん・みそしる・香の物
絶妙の火加減と水加減が生む玄米
引用元:玄米庵 – 斑鳩町の玄米・精進料理
お店で提供する玄米やもち米は、昔ながらの重厚な竈で丁寧に炊き上げています。ふっくらモチモチした炊きあがりに、玄米特有のプチっとした食感、噛めば噛むほど玄米ならではの旨みが溢れる自慢の品です。
店内の竃で炊かれた玄米は、柔らかめで食べやすく、噛めば噛むほどに甘みと旨味が広がります。
プチプチとした食感も楽しく、これは病みつきになりますね!
卓上にあるひじきのふりかけをかけていただくと、これまた美味です。
お味噌汁や大根の漬物(ゆず風味)も、日本人で良かった〜と心が和むお味。まさに癒し!!
玄米餅は焼きたて出してくださるので、卓上の醤油をかけてアツアツの状態でいただきます。
普段食べている焼き餅にはない香ばしさと風味があってとっても美味しいです。
卓上に置かれていた文章からは、玄米・醤油・水・味噌と、『玄米庵』さんの素材へのこだわりが感じられます。
デザート
食後のデザートは「玄米のブリュレ」です。
美味しそうな焦げ目がついてカリカリになっている表面部分をくずしながらいただきます。
玄米ってデザートになるんだ!!という驚きとともに、口の中いっぱいに甘〜い幸せが広がります。
美味しい!!これは発明ですね!!
ぜんざい(600円)
当初の予定通り、しっかり食べた後ですが食後のデザートも注文。
あれこれと悩んで玄米餅が入った「ぜんざい」を注文することにしました。
塩昆布ではなく香の物がついているというのがなんだか新鮮!
蓋を取ると、小豆のいい香りが湯気とともに立ち上がります。
お餅とともに一口食べてみると、とっても優しいお味でまさに私好みのぜんざい!!
これは…2杯くらいいけちゃうやつです!!笑
甘さを引き立ててくれる香の物との相性も抜群で、大満足のうちにお食事を終えました♪
数々のお心遣いに感激しました
お店の方が本当に優しくて…お料理の美味しさはもちろんのこと、ホスピタリティに終始感動しっぱなしでした…。
物腰の柔らかい接客に心が癒され、美味しいく優しい料理に身体も癒され、HP全回復しちゃいました!!
お膳の上には1人1羽ずつ折り鶴が乗せられていました。
父・母・私の分と、お言葉に甘えて3羽の折り鶴を記念にお持ち帰りさせていただいたのですが、こうしたところにも一手間のお気遣いを感じて、とても幸せな気持ちになりました。
お店に来たのが初めてだった父と母も、めちゃくちゃ喜んでくれて、母の還暦祝いは大成功でした♪
『玄米庵』さん。素敵なひと時をありがとうございました!
「玄米庵」の情報
所在地:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺東1-3-24
営業時間:ランチ 11:00~15:00(L.O.14:00)/ ディナー 17:00~21:00(ディナーは4名以上の予約で営業)
定休日 :水曜日(水曜日が祝日の場合は営業、翌日代休)
電話番号:050-5487-8952
駐車場 :有り
参考ページ:玄米庵 – 斑鳩町の玄米・精進料理
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