> MAPから記事を探す <

コロコロお散歩♪プリティーな『ビニール鹿』(奈良市)

奈良公園周辺を散策していると、お土産物屋さんの軒先でよく見かける『ビニール鹿』

子供さんがヒモを引っ張ってお散歩をさせている姿を見かけたりしますが、子供のおもちゃというだけでなく、部屋のインテリアとして飾ったりしても可愛くて和むのでオススメです!(私も部屋に飾っています♪)

そんな魅惑の『ビニール鹿』について、今回はご紹介したいと思います。

目次

奈良公園一帯のお土産物屋さんでゲットしよう!

車輪がついたビニール製の鹿のおもちゃ。
正式名称は特にないとのことですが、『ビニール鹿』という名前で呼ばれることが多いです。
(他にも「ころころ鹿、鹿バルーン、散歩鹿」と呼ばれていたりするそうですが、ここでは『ビニール鹿で統一します!)

『ビニール鹿』は奈良市の観光の中心となっている奈良公園一帯のお土産物屋さんで販売されています。

色々なお店で取り扱われていますが、私が『ビニール鹿』を発見したお土産物屋さんの一部をご紹介しておきます。

奈良猿沢商店街の「ふじや」さん

興福寺南円堂の近くにあるお店です
お店の軒先に吊るされています!

「ふじや」さんはTwitterもやっておられますので、ぜひチェックしてみてくださいね♪

東大寺参道の「遊鹿」さん

こちらも軒先に吊るされています

「遊鹿」さんのTwitterInstagramも発見しましたので、こちらもリンクを貼っておきます♪

東大寺参道の「仁王堂」さん

分かりづらい写真ですが、軒先に『ビニール鹿』があります!
こちらでは「鹿のころがし」と呼んでいるようですね

店内で販売されているというよりは、軒先に吊るされていることが多いですね!カラフルで可愛いので、看板娘的な役割も果たしているのかもしれません。

カラーは、赤・青・ピンクの3種類があり、値段は1100円となっております。

空気の入っていないものも購入できます

私が『ビニール鹿』を購入するときは、いつも空気が入っていないものを購入しています。
これだとコンパクトなので持ち帰りやすいですよね〜。

お外用と室内用を購入

空気が入ったものを購入したことはないのですが、軒先のものをそのまま手渡されるのか、お店の方が新たに空気を入れてくださるのかは不明です。(情報求ム!)

『ビニール鹿』の歴史

『ビニール鹿』については不詳な点も多いのですが、分かる範囲で情報をまとめてみました。

奈良のあちこちの土産物店にビニール鹿を卸しているのが、同市法蓮町の観光土産品製造卸業「杉森物産」。「アナログで時代遅れかもしれませんが、紛れもないうちの看板商品です」と杉森憲二社長(66)が目を細める。

 杉森社長によると、ビニール鹿は、大阪府池田市の業者が商品開発し製造。業者の廃業に伴い一時期、台湾で作られたが現在は中国製という。もともとは、奈良市内の商店が土産物として販売していたが、この商店が和菓子をメーンに扱うことになり、杉森物産が卸元となった。

 ビニール鹿がいつ誕生したかは不詳だが、大和路を愛した写真家、入江泰吉が昭和30年に撮影した1枚の写真が手がかりになりそうだ。東大寺の大仏殿中門辺りにレンズを向けた写真には、境内の売店でビニール鹿が売られている様子も写っている。「60年以上は愛されているロングセラーですな」と杉森社長。

 ビニール鹿は何度かマイナーチェンジしている。子供が一緒に散歩できるように、当初はなかった車輪がつけられた。ディズニーのキャラクターの影響で目がぱっちり大きくなり足も長くなったが、昭和56年以降に変更はなく現行のデザイン、スタイルに定着したようだ。

引用元:【名品の来歴】実は中国製だった奈良土産のレジェンド「ビニール鹿」…子供らに愛されて半世紀以上 – 産経ニュース

記事によると、大阪府池田市の業者が商品開発し製造をはじめた『ビニール鹿』は、業者の廃業に伴い一時期、台湾で作られたが現在は中国製になっているとのこと。
もともとは、奈良市内の商店が土産物として販売していたが、この商店が和菓子をメーンに扱うことになり、奈良市法蓮町の観光土産品製造卸業「杉森物産」さんが卸元となったそうです。

昭和30年(1955年)

1950年代から作られているという『ビニール鹿』ですが、いつ誕生したのは不明とのこと。
ですが、写真家の入江泰吉さんが昭和30年に撮影した1枚の写真に東大寺境内の売店でビニール鹿が売られている様子が写っていることから、少なくとも60年以上前には製造されていたことが分かります。

このあとご紹介する「男はつらいよ」の予告シーンには、上記の昭和30年代の初期デザインに似た『ビニール鹿』のピンクも写っているような気がしますが…画像が不鮮明なため、確信は持てません。

映画『男はつらいよ』(第1作)予告編映像より

別の初期デザインバージョンも存在している?

また、朝日新聞デジタルには以下のような記事が掲載されていました。

「正確にいつからかはわかりませんが、1957、58年ごろには作られ始めたようです」

 現在、ビニール鹿を土産物店に卸している唯一の会社で、観光土産品製造卸業「杉森物産」(奈良市)の杉森憲二社長(69)は話す。確かに58年11月3日の朝日新聞夕刊には、ビニール鹿らしきものが奈良・若草山の土産物屋の軒先にぶら下がっている写真が載っている

 もともと、大阪府池田市にあった会社が奈良市の土産物屋と一緒に考案したといい、当初は車輪はなく、茶色のみ。大きさも、現在(高さ約50センチ)より一回り小さかったようだ。

引用元:ビニール鹿、愛されて半世紀 一緒にお散歩できる土産:朝日新聞デジタル

この記事によると、大阪の会社と奈良市の土産物屋と一緒に考案した当初のデザインのものは車輪がなく、色も茶色のみ
大きさも、現在(高さ約50センチ)より一回り小さかったとのことですが、ネット検索しても画像が出てこなかった為、詳細は不明です。

別の記事で昭和30年代の初期デザインと紹介されている『ビニール鹿』には車輪がついており、青と緑のカラー展開がされていますが、どういうことでしょう?)

昭和44年(1969年)8月に公開された「男はつらいよ」にも登場!

『ビニール鹿』は「男はつらいよ」の第1作にも登場しているそうで、youtubeで公開されている予告編を見てみると、確かにその姿がありました!

予告編の0:53秒あたりを一時停止してよく見てみると、今のバージョンより足が長い(大きい)『ビニール鹿』が映っています。
どうやら車輪もついていない様子!!(コロコロできない〜;)
色も、赤・青・ピンクの他に薄茶色っぽいものがあったようですね。

さらには、少し小ぶりな昭和30年代の初期デザインに似た『ビニール鹿』も写っているような気がします。

旅に出た寅さんが、奈良で出会ったマドンナにビニール鹿をプレゼントするシーンもあるそうです!

1981年

現在のデザインに落ち着いたのは1981年のことなのだそう。(当時の価格は800円?)
現在は、赤・青・ピンクの3色展開ですが、ネットで調べてみると2000年代前半には(デザインは今のままで)黄・茶色・緑もあったようです。

鹿、よーくう売れています – アッパレじゃ!
オレゴンの毎日 : 奈良公園のビニール鹿

もともと6色展開だったのか?
3色だったのが6色展開になって、再び3色に戻ったのか?については謎です。

数年前まで某所のお土産物屋さんで茶色バージョンが販売されていたという情報をネットで見つけましたが、現在となってはかなりのレアものかも?

追記

ホテル日航奈良さんから、新たに情報をいただきました!(いつもありがとうございます!!)

赤・青・ピンクが正規品で、それ以外のカラーは無断デザイン借用のNG品なのだそうです…。

なんということでしょう…。

無断デザイン借用「ダメ。ゼッタイ。」

お散歩の様子

最後に、私の可愛い姪っ子が『ビニール鹿』とお散歩する様子をご覧ください♪

画質悪いです;

動画には入っていませんが、すれ違う人たちが口々に「懐かしい〜!!」とか「可愛い!!」と言ってくださり、なんだか私まで嬉しい気持ちになっちゃいました。

冒頭にも書きましたが、『ビニール鹿』はインテリアとしてお部屋に飾っても可愛いので、大人の方も機会があればぜひ手にとっていただきたいです♪

おまけ

Twitterですごいものを見つけたので、ご紹介させてください!!

この発想力とCGでの表現力!!半端ないです!!

実は、作者である安居智博さんの授業を大学生の頃に受けたことがあるのですが、(当時も思いましたが)好きをとことん極めるって本当にすごいことですね!!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

SHARE
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次