奈良県と各市町村には、「市の花」「町の木」「村の鳥」など、それぞれに縁のあるシンボルが設定されています。
例えば私の出身地である大淀町の「町の花」は梨花、「町の木」はアラカシです。大淀町は梨の産地であり、町人の憩いの場になっている建物は「あらかしホール」という名称となっています。
シンボルを知れば各市町村の特徴が分かりやすいのでは?…というわけで、奈良県と各市町村のシンボルが一目で分かる表を制作してみました。
以下の表はクリックするとダウンロードもできますので、ご自由にお使いください。
更にここからは「奈良県と各市町村のシンボル」について、分かる範囲で調べてまとめてみました。
引用元のリンクも貼っておきましたので、気になる場合はリンク先もご覧ください。
奈良県(ならけん)
花:奈良八重桜(ならのやえざくら)
県の花選定委員会で、奈良八重桜、山桜、牡丹、梅、馬酔木、藤の6候補のなかから、選ばれました。
(昭和43年3月告示)
木:スギ
毎日新聞社の提唱により、アセビ、ウメ、サクラ、スギ、モミジの5候補を選考委員会で決め、県民のハガキ投票により、最高票のスギを県の木に指定しました。
(昭和41年9月指定)
鳥:コマドリ
コマドリ、アオゲラ、ミソサザイ、オオルリ、カワセミの5候補を選考委員会で決め、県民のハガキ投票により、最高票のコマドリを県の鳥に指定しました。
(昭和41年6月制定)
魚:きんぎょ・あゆ・あまご
県のさかな選定委員会で実施した県民アンケートの結果により、上位3種のきんぎょ・あゆ・あまごを県のさかなに指定しました。
(平成24年6月制定)
引用元:ならけんのシンボル
奈良市(ならし)
花:ナラノヤエザクラ
「いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」(伊勢大輔)と古歌にも詠まれた八重桜。ナラノヤエザクラは、4月下旬から5月上旬にかけて白色ないし淡紅白色の花を咲かせ、花びらは22~79枚で、直径は4~4.5cmです。大正12年3月7日に東大寺知足院のナラノヤエザクラが国の天然記念物に指定されており、多くの人々に大変親しまれています。
木:イチイガシ
古来より奈良盆地やその周辺にはイチイガシがよく生育し、イチイガシ林を形成していたと考えられています。今も春日大社境内には巨樹が多く、幹周り3mを超える30本以上が「春日大社境内のイチイガシ巨樹群」として市の天然記念物に指定されています。
鳥:ウグイス
市内の平地から山地まで広く分布し、古くから親しまれ、古歌にも多く詠まれてきました。若草山東方の佐保川水源付近には水音が鶯の声のように聞こえるといわれる「鶯の滝」、春日野町の若草山山頂には鶯塚古墳があり、大変なじみがあります。
大和高田市(やまとたかだし)
花:コスモス
1977年4月、市民投票によって決定。
木:さざんか
2000年4月、市民投票によって決定。
引用元:市の輪郭/大和高田市
大和郡山市(やまとこおりやまし)
花:きく
副花:やまざくら
市の木・花は昭和44年11月に市民からの公募で選ばれたもの。
木:くろまつ
副木:しだれやなぎ
天理市(てんりし)
花:梅
木:いちょう
引用元:市章・市の木・市の花/天理市
橿原市(かしはらし)
花:くちなし
香りが高く純白で清浄な花です。この花は、古代、耳成山に群生していたと伝えられています。
(昭和51年10月1日制定)
木:橿の木
非常に堅く年中緑を保ち、大木として成長するところから、発展を重ねる市を表しています。
(昭和51年10月1日制定)
色:白色・緑色・茶褐色
(昭和52年7月1日制定)
引用元:橿原市の概要 | 橿原市公式ホームページ(かしはらプラス)
桜井市(さくらいし)
花:山ざくら
桜は、遠く万葉、古今の詩歌に詠まれ、その数、百数十首に及んでいます。
江戸中期の国学者本居宣長は、“敷島の大和心を人とはば 朝日に匂ふ山桜花” と歌い、日本人の心を表しています。
桜は、「桜井」の地名にゆかりが深く、日本書紀に記されている「磐余稚桜宮」に起因しているものと伝承されています。
この花は、20数種類ある桜の中で、素朴な気品を漂わせ春の花として親しまれています。
木:杉
杉は、古くから真木と呼ばれ、信仰の対象としても崇められています。
根は強く張りめぐり、幹は天をつくが如く直立し、年輪を重ねて巨木となり、躍進する桜井市を象徴しています。
この木は、常緑針葉樹で、風致保全に適合し、市内でも多く造林され、その集散地として木材のまち「桜井」の名を高くしています。
五條市(ごじょうし)
花:ききょう(桔梗)
清楚で可憐なたたずまいは、広く世人に親しまれ、市民の心にも安らぎを与えてくれます。
日当たりのよい山野の草地に生えるききょう科の多年草で、7~10月に青紫色の花を咲かせます。膨らんだつぼみの様子が風船を連想させることから”バルーンフラワー”の英名があります。野生のものは少なくなっているようですが、古くから観賞用や薬用として栽培されてきました。秋の七草の「あさがお」は、ききょうのこととも云われています。
「秋の野に咲きたる花を指折り、かき数ふれば七草の花。萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花また藤袴、朝貌(あさがお)の花」(万葉集・巻八:山上憶良)
木:くすのき(楠・樟)
力強く生育する姿は、躍進する五條市を象徴するにふさわしい木です。五條市では街路樹としても多く植樹されています。
関東地方南部以西から九州の暖地に自生し、公園や、社寺林にも植樹されるクスノキ科の常緑高木。樹齢が長く、神木として崇められる巨樹も多く、大きいものは高さ20メートル以上になります。
春の新緑が美しい樹で、新葉がでる頃に前年の葉が落ち、葉が更新されます。葉には艶があり、3本の葉脈が目立ちます。特有の芳香があり、材を蒸留して得られる樟脳(しょうのう)は、防虫剤として広く使われました。小さな白い花を5月末頃に咲かせ、実は10~11月に黒く熟します。
五條市の「市の花、市の木」は、1982(昭和57)年、市政25周年の記念として公募され、制定されたものです。
御所市(ごせし)
花:つつじ
昭和53年3月4日選定。
木:くすの木
昭和53年3月4日選定。
引用元:御所市概要 | 御所市
生駒市(いこまし)
花:菊
昭和50年に市民から応募のあったものの中から決めたものです。
これは、緑化意識を高め、豊かな情操をはぐくみ、美しいまちづくりを目指すということから、だれにでも栽培しやすく、上品で美しい花ということで選ばれました。
(昭和50年5月選定)
木:樫
昭和48年の市制施行2周年の記念として、市民から応募のあったものの中から決めたものです。
生駒で森の木といえば、「樫」といわれるほど多くの樫の木が茂っています。この樫の木は、年中緑の葉を茂らせ、常に栄える象徴として昔から尊ばれ親しまれているもので、万葉の歌にも詠まれているなど、力強く発展、成長するシンボルとしてふさわしいことから選ばれました。
(昭和48年12月選定)
香芝市(かしばし)
花:すみれ
誠実という花言葉をもつすみれは、日本古来より野山に咲く身近な花として愛されてきました。
「春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野をなつかしみ 一夜寝にける」山部赤人
古歌にも、その可憐な精一杯生きようとする姿が歌われており、香芝市の花として親しまれています。
(昭和60年制定)
木:樫
香芝の野山に多く自生し、昔から人々の生活になじみ深い木です。
庭木や生け垣として利用され堅く丈夫で大木になり、その健康的な成長ぶりは飛躍発展を続ける香芝市を象徴しています。
(昭和60年制定)
葛城市(かつらぎし)
花:きく・ぼたん
きくは、桜とともに、わが国の代表的な花です。
中国から奈良時代に伝わったとされ、葛城山麓の気候風土が生育に適するため各地で栽培されています。中でも、生け花に用いられる二輪菊は生産量日本一といわれます。
ぼたんも、中国から奈良時代に伝わり、漢方薬として栽培されていたものが、唐代以降「花の王」として愛好され、詩歌その他の題材となりました。
當麻寺を中心に古くから栽培されています。
それぞれに気高い美しさを保ち、古から今に至るまで人々に愛されることから、市の花として制定します。
木:いちいがし・くすのき
いちいがしは、葛城山麓に多く自生する常緑の高木です。
極めて樹勢旺盛で、強靭な根幹は高さ30メートル以上にも達します。しばしば社寺の境内に植えられ、笛吹神社のいちいがし林は県天然記念物に指定されています。
くすのきも、同様にすこぶる樹勢旺盛な常緑の高木です。街路、公園、社寺等に植えられ、大きく成長して神木と崇められる巨木となることが少なくありません。林は芳香があり、しょう脳として防虫剤に用いられます。
いずれの木も大地にどっしりと根をおろし、青空高くすくすくとそびえ立ちます。その成長ぶりは発展を続ける葛城市の象徴にふさわしいため、市の木として制定します。
鳥:うぐいす
山麓部の広葉樹林に生息し、「春つげ鳥」の名で親しまれ、古来詩歌にも多く登場します。透き通った鳴き声は、人々に春の訪れとやすらぎを知らせます。
古く竹内街道に「うぐいすの関」があったことから、近辺に生息していたことがうかがえます。
春の喜びとやすらぎを象徴するため、市の鳥として制定します。
引用元:葛城市の市歌・木・花・鳥/葛城市
宇陀市(うだし)
花:すずらん
木:ひのき
鳥: うぐいす
引用元:宇陀市/宇陀市の花鳥木
山添村(やまぞえむら)
花: 山つつじ
平群町(へぐりちょう)
花:菊
木:樫
三郷町(さんごうちょう)
花:ひまわり
昭和49年10月1日施行。
木:もみじ
昭和49年10月1日施行。
引用元:三郷町例規集
斑鳩町(いかるがちょう)
花:さざんか・つばき
つばきは、聖徳太子が西暦596年に伊予の温泉(道後温泉)に入ったとき、椿の木がおおいかさなって、美しかったと詠まれています。 同時に、聖徳太子は、「日月は上にあって、すべてのものを平等に照らして私事をしない」と詠まれています。太陽は万民に平等に与えられるものだという人間平等主義の思想は、古代ではありえないような新しい思想であったといわれています。
また、古くから法隆寺で行われる「散華(さんげ)」と呼ばれる法要に椿が多く用いられており、今もその習慣が残っています。
さざんか(昭和50年2月1日)、つばき(平成29年6月21日)
木:くろまつ
(昭和50年2月1日)
鳥:いかる
斑鳩の地名の由来といわれる鳥です。
斑鳩町の地名の由来はさまざまな説がありますが、この地に「いかる」という鳥が群れをなしていたという説が有名です。また、法隆寺・東大門のそばに大きなケヤキの木があって、そこに「いかる」が住んでいたという伝説も残されています。
さらに、聖徳太子が法隆寺を建てる土地を探しておられると、「いかる」の群れが集まって空に舞い上がり、ここが仏法興隆の地であると教えたためであるという伝説もあります。
今も、秋から冬にかけて、斑鳩の里に飛んできています。
(平成29年6月21日)
引用元:町の鳥に「いかる」、町の花に「つばき」を制定 | 斑鳩町
安堵町(あんどちょう)
花:テイカカズラ・ナデシコ
テイカカズラは、蔓性で4月、5月に5弁の白い花が咲き、新古今和歌集の選者である藤原定家が特に好んだことから「テイカカズラ」と呼ばれ「ツルくちなし」という別名もあります。
この花は、近代陶芸の巨匠で人間国宝の富本憲吉氏が最も愛した花と言われています。
ナデシコは、やさしい草姿に可憐な花を咲かせ、香りも魅力です。江戸時代より、キクやサクラソウ、ハナショウブ、ナデシコの栽培が盛んであり、安堵でもたくさんのナデシコが咲いていました。
木:モチノキ
雌雄異株の常緑高木で、開花期は春。花弁はうすい黄色でごく短い枝に束になって咲きます。雄花には4本のおしべ、雌花には緑色の大きな円柱形の子房と退化したおしべがあり、晩秋に赤い果実をつける。富本憲吉氏の生家にモチノキがありました。
川西町(かわにしちょう)
花:ダリヤ
木:松
引用元:川西町の概要|川西町ホームページ
三宅町(みやけちょう)
花:八重桜・あざさ
木:キンモクセイ
引用元:デザインマンホール蓋|三宅町
田原本町(たわらもとちょう)
花:スイセン
昭和61年9月25日制定。
木:イチイガシ
昭和61年9月25日制定。
引用元:町章・花・木/田原本町
曽爾村(そにむら)
花:つつじ
木:杉
鳥:メジロ
御杖村(みつえむら)
花:山桜
4月のはじめ、赤みを帯びた若葉に次いで淡紅色や白色の花を咲かせるヤマザクラ。葉より後に花を咲かせる様子が本村の床しさを表しています。
木:スギ
古くから中心産業を支える木材。天に向かってまっすぐ伸びる濃い緑が、明るい未来を目指して進む本村の姿勢を表しています。
鳥:ウグイス
普段は、深い木立の中であまり姿を見せずに、美しい声でいち早く春を告げるウグイスの素朴さが、控えめな村人を表しています。
引用元:御杖村について/御杖村
高取町(たかとりちょう)
花:ツツジ
木:カエデ
引用元:高取町 – Wikipedia
明日香村(あすかむら)
花:タチバナ
木:ツキ
引用元:明日香村 – Wikipedia
上牧町(かんまきちょう)
花:ユリ
ササユリは、かつて町内の丘陵地帯に数多く自生していました。ササユリの清楚なイメージから清く美しい心を持ち家庭生活に心の安らぎをおぼえる花として選ばれました。
木:槙(まき)
槙の木は庭木としてよく植えられていますが、幹はまっすぐに伸び、葉は密生していて上を向いています。しかも決して下を向かないといわれています。この木のように人の心もまっすぐで、太陽に向かってすばらしい住みよい町作りをイメージしています。
王寺町(おうじちょう)
花:さつき
常緑性小低木で原産地は本州中部以西九州までとされています。
この花は王寺町に育ちやすく、また愛好者が多く、長期間楽しませてくれます。
(平成元年に設置)
木:梅
落葉中木で原産地は中国。花は香り高く実は食用になります。
この木は町制施行日である2月11日頃に花を咲かせます。
また「梅は百花のさきがけ」と言われ、王寺町のますますの発展をイメージしています。
(平成元年に設置)
引用元:まちのこと/王寺町
広陵町(こうりょうちょう)
花:向日葵(ひまわり)
誰からも親しまれ、明るく、たくましく、力強い。そんな言葉がぴったりのひまわり。広陵町の将来像にふさわしいと町の花に制定されました。
木:木犀(もくせい)
町の木「もくせい」には、自然の素晴らしい香りが町全体に漂う、そんな平和で心穏やかに暮らせる町でありたいという、私たちみんなの願いが込められ、制定されました。
引用元:広陵町プロフィール | 広陵町
河合町(かわいちょう)
花:福寿草
木:山茶花(さざんか)
引用元:町章・木・花/河合町
吉野町(よしのちょう)
花:シロヤマザクラ
「シロヤマザクラ」は、我が国の桜の古来種の中で最も代表的な花で、古くから詩歌に詠まれ親しまれてきました。吉野山の桜は、蔵王権現のご神木として寄進植樹されてきたもので、ふるさとの歴史文化を物語る花です。
木:吉野杉
「吉野杉」は、日本三大人工美林に数えられ、恵まれた気候風土と伝統的な集約技術によって育てられ、古くから良質材としてその名が知られてきました。吉野材の集積市場として発達した本町にとって、ふるさとの先人と自然が合い生み出した暮らしを支える恵みの木です。
鳥:ウグイス
「うぐいす」は、平地にて鳴き始める季節が早春であることから春告鳥とも呼ばれています。吉野の里山に響き渡るさえずりで、穏やかな春の訪れを知らせてくれる、誰もが親しみのある鳥です。
魚:桜鮎
鮎は、姿の美しさ、にがみをもった風味と香りから日本では川魚の王ともいわれています。特に吉野川の鮎は、吉野の桜に由来した伝承も伴い、「桜鮎」の名がつけられ親しまれています。青葉若葉の美しくなる季節のふるさと吉野を代表する魚です。
大淀町(おおよどちょう)
花:梨花(りか/なしばな)
明治35年ごろから大阿太高原で栽培が始められた20世紀梨は、今では全国的特産物として広く知られています。5月中旬に咲く淡白な花は、清純・純潔の象徴ともされています。
木:アラカシ
古代から吉野川の清流斜面に繁り、万葉の時代から親しまれています。樹勢が旺盛で、ゆるぎない躍進を象徴する木としてふさわしいものです。
引用元:町の紹介 | 大淀町役場
下市町(しもいちちょう)
花:松葉ぼたん
昭和49年11月1日制定。
すべりひゆ科に属する1年草で、通称つめきり草、日輪草、ホロビン草と呼ばれています。7月から9月にかけて紫、黄、白、赤などの花を咲かせ、一度植えると年ごとに増えていく縁起のよい花。
葉の形と花の姿からこの名称があります。
木:杉
昭和49年11月1日制定。
建武の昔、里人が杉箸を後醍醐天皇に献上して以来、下市の特産として知られる吉野杉箸や酒樽、糀ぶたの材料であり、名実ともに町を代表する木です。現在、特産品の材料であるこの杉は町内で人工育成されています。
引用元:下市町の概要 | 下市町
黒滝村(くろたきむら)
木:スギ
引用元:黒滝村 – Wikipedia
天川村(てんかわむら)
花:オオヤマレンゲ
木:スギ
鳥:コマドリ
引用元:天川村 – Wikipedia
野迫川村(のせがわむら)
花:しゃくなげ
木:しらかば
鳥:うぐいす
引用元:野迫川村の概要/野迫川村
十津川村(とつかわむら)
花:シャクナゲ
木:スギ
鳥:ウグイス
下北山村(しもきたやまむら)
花:川つつじ
川岸の岩の間に自生する0.5~1mくらいの低木。
枝は下のほうから枝分かれし、初夏に朱赤の花を咲かせます。
下北山村では村内全域の河川などで見ることが出来ます。
木:トチ
沢や谷川の近くに生える落葉高木で、秋に直径4~5cmくらいの茶色の実をつけます。
この実を水でさらして灰汁で苦味をぬいてから村の特産品である「とち餅」「とちの実せんべい」を造ります。
前鬼の奥に奈良県で最も太いといわれる巨樹の群れがあり、天然記念物に指定されています。
鳥:かわせみ
平地から山地の河川など小魚が豊富にいる場所にすんでいる留鳥です。
スズメくらいの大きさで、胸から腹部にかけてオレンジ色で背面は瑠璃色の美しい鳥です。
下北山村では村内全域の河川などで見ることが出来ます。
引用元:木・鳥・花 – 下北山村を知る | 下北山村公式ホームページ – 奈良県吉野郡
上北山村(かみきたやまむら)
花:山ゆり
木:けやき
鳥:ほととぎす
川上村(かわかみむら)
花:ヤマブキ
毎年、4月頃になると、黄金色の花が一斉に咲き乱れ、まばゆいばかりのあでやかさで、道ゆく人の目を楽しませてくれます。
「ほろほろと 山吹散るか 滝の音」
俳人芭蕉の読んだこの句が、大滝茶屋横の碑に刻まれています。
木:吉野杉
川上村は、天竜杉、尾鷲檜と並んで、日本の三大人工美林として知られている吉野林業の中心地。特殊な造林方法によって育てられる吉野杉は、美観、材質ともに優れていることで有名です。
鳥:ヤマガラ
スズメよりも、わずかに小さな鳥で、全長は約14cm。巣箱をかけるとよく利用する鳥で、昆虫や木の実を両脚で上手に押えて食べます。村のそこかしこで、人なつっこく、ほほえましい姿を見せてくれます。
東吉野村(ひがしよしのむら)
花:ツルマンリョウ
国と県の天然記念物になっているツルマンリョウは、本村が北限の自生地となっています。
直射日光にあたると枯死してしまう繊細な花は、本村の豊かな自然の象徴であり大切に守り残していかなければなりません。
木:桧(ひのき)
本村のめぐまれた自然環境の中で先人が研鑽し育まれた桧は、年輪が緻密で真っ直ぐに育ち光沢のある淡紅色を発色するなど、良質な木材として全国に知られています。
本村の基幹産業である林業の象徴です。
鳥:カワセミ
清流の水辺に住むカワセミは、羽の色が鮮やかで翡翠のような体色から「渓流の宝石」や「飛ぶ宝石」と言われています。
本村の豊かで美しい川を象徴する鳥です。
魚:鮎
神武天皇が本村の夢淵で大和平定の戦勝占いをされた伝承により「鮎」という字ができたとされています。
自然豊かな清流で育った鮎は姿が美しく香り高い。夏になると多くの方が訪れ鮎つりを楽しむ様は夏の風物詩といえます。
動物:ニホンオオカミ
明治38年本村で捕獲されたのが最後の記録となっているニホンオオカミ。
昭和62年にその雄姿をブロンズ像にとどめ、かつて台高山脈を咆哮したニホンオオカミの生存にかすかな夢を託し、広く自然の愛護を願う本村の象徴となっています。
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